第95回アカデミー賞授賞式感想


ちなみに今年のじゃなく昨年の、
2023年年の授賞式です。
2022年のビンタ事件以来、
ちよっと録画を見るのが滞っていたのですが、 
さすがに3年分溜めたら 5 × 3 = 15時間、 
もう追えないわ…と思って、 
昨年分をエイヤー!と見ました。

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が
作品賞、監督賞、脚本賞など7冠に輝いた年です。 
もともと監督のダニエルズは
スイス・アーミー・マン」以来応援していた個性派監督、
「EEAaO」 は2023年マイベスト
主演のミシェル・ヨーさんは好きだし、 
助演のキー・ホイ・クァングーニーズ世代、
ということもあってとっても嬉しい年でした。

ミシェル・ヨーさんのスピーチがよかった。
「この授賞式は、小さかった頃の私のような少年少女たちの
道しるべとなるでしょう。
そして女性たち「もう若くないから」なんて発言を
誰にもさせないでください……」というような内容。

RRRのパフォーマンスもあった。
オコエを演じるダナイ・グリラさんが
ティ・チャラに向けたメッセージをスピーチなさったりした。
最優秀長編ドキュメンタリー賞「ナワリヌイ」は
夫人がメッセージを述べておられたが、
1年後に録画を見ている私は、
授賞式の約1年後に彼が亡くなったことを知っているので
なんともいえない気分になった。

ところで会員の比率
2012年には白人以外が6%、女性23%だったのが
2022年には白人以外37%、女性44%まできたらしい。
会員の感情が追いつかないとか、
理解を深めるよう努力していくとか、
ねむたいことを言わずに、
とりあえず変えろーーー!!!!って
変革しちゃうのはアメリカのすごいところだなと思う。

ただ、色々なことを急激に変えたバックラッシュ
今年の式に噴出したような、そんな気がしました。