バルセロナのカサ・バトリョに行きました。
カサ・ミラから徒歩で行ける距離にあります。
仮面舞踏会がモチーフだとか、
いや海底のイメージだとか、
屋上の奇妙な隆起は剣で貫かれたドラゴンだとか、
様々な説がありますが、奇妙で美しいお屋敷です。
平面的にも、立体的にも曲線のあるドアだとか
(上下にも前後にも、うねっている)
渦巻のような天井だとか、
陰影が不思議で動いているように見えます。
生物の腹の中にいるような。
お金に余裕のある人は、
オープンより前に入れるお高いチケットを薦めます。
人の少ない状態でゆっくり見て回れるので…。
ところでこれはdisですが、近年になって付け加えられた部分、
現在の技術を駆使したガウディルーム、
そして360度フルスクリーンでの映像パフォーマンス等々、
言っちゃ悪いですが10年も経てば古臭くて
鑑賞に堪えないものに成り果てるに違いないのに、
どうして100年を越えて美しい作品に凡才の作品をめり込まそうとするのか。
それが凡才たる所以か。そうか。