このミステリーがすごい!2024年

このミステリーがすごい!
2024年版を読みました。

これが本屋に並ぶと年末だなあと言う感じがする。
今回はコナン特集。
2年ほど前にもやった気がするけど、まあやっぱり販売数が違うんでしょうな。
青山先生と東野先生の頂上対談が目玉ですが、
やっぱり青山先生はどなたと対談しても、そつがないなーという印象。
原稿を描くのが遅くなって(今はもう週刊連載はされてない。短期集中掲載)昔は睡眠時間1.5〜3だったがいまは6時間とのこと。寝てください~!という感じ。
青山先生も東野先生も、やっぱりインプットがすごくて、どちらも「スルース」の舞台版を見ておられるし、(東野先生の話で)殊能先生のあれだなーとか、今村昌弘さんのあれだなーとか、出てくるので、話題の作品は目を通しておられるようです。
「テキサスの五人の仲間」というサスペンスは、私でも知らない。聞いたこともない。見たい!
国内外上位20作品、私はかろうじてヌエだけ読んでるので、ギリギリミステリファンを名乗れる…。
老いについては京極先生も語っておられて、体の衰えを技術で補っているが、そのうち老いが勝つであろう…的な。
そもそも京極先生は小説書くのはそんなにお好きじゃなくて、書けと言われるから書いてるだけで、今すぐにでもやめたいという人で、でもそれで何千人が喉から手が出るほど欲しいあのオリジナリティ、文才が頭上に輝いているのが皮肉だなと。しかもあの個性は膨大な知識量がなければ走らないのでパクる事もできないという。
ああいう、書き手さんはもう出てこないんだろうか。

紹介されていた、作者がムンバイで10年暮らした経験を生かしたインドミステリー、気になりました。ワトソン役が象だって。
(「チョプラ警部の思いがけない相続」 ヴァシーム・カーン)