鯛よし百番

鯛よし百番の見学会に行ってきました。
1918年から1925年の間に遊郭として建てられ、1951年にオーナーとなった菊池三郎氏が大掛かりな改修を行い、1954年に宴会場となった。登録有形文化財です。

https://hyakuban.jp/

長い年月ずっと見たかった建物なので大満足です。運よく全部屋無人の時間帯だったので、 2階のすべての部屋を見て回って、ものすごい量の写真を撮りました。
日光東照宮を模した待合室は、オーナーが大工を引き連れて日光まで行き、デザインを再現したそう(眠り猫もいます)。


注意
建物外観を見学した時の日記にも書きましたが、この地域は大阪でも飛びぬけて治安がよろしくない場所なので、見学会参加をお考えの場合は複数人でいらっしゃるか、もしくは店の前までタクシーでお越しください。以前と比べるとかなり改善しましたが、やはり昼間から泥酔して叫んでいる感じの方もおられましたので…。 

 

 

出汁巻き

突然ですけど、お店で出てくるみたいな均一の色をした出汁巻きを焼く方法が分かりました。生クリームを使う。ただそれだけです。(ただし出汁巻きを作ったことがないとか、そういう場合は無理です)

 

 

・たまご3個
・生クリーム55cc
・めんつゆ10cc
・みりん5cc
・(濃い味の好きな人は鶏ガラスープのもと少々)

出汁巻きのコツは、「面倒くさくてもちゃんと泡だて器を使う」「面倒くさくても1巻きごとに油を引く」だと思います。そう、卵料理の中でも面倒くさいNO1だと思います。
生クリームを使うと材料費がはね上がるので、特別なお弁当の日とかにどうぞ。

 

パレスチナ料理

今のところたぶん関西で唯一のパレスチナ料理店、Bisan京都店さんへ行きました。
ファラフェルやサラダをピタパンにはさんで、ホンモス(フムス)や、オリーブ、ペースト料理などを自由にはさんで食べるサンド、色々な味がしておいしかった!
ブッハやカサラックなどの蒸留酒をいただいて、デザートにクナーファを食べました。
食べたことのないものを食べると、なんか回線が増えるような感覚があります。

そのときにドキュメンタリー映画「No Other Land」の話などもしていたのですが、なんと昨日24日に4人の監督のうち1名がイスラエル入植者に集団リンチを受け、救急車を呼ぶも軍に連れ去られ消息を絶った…と他の監督たちがSNSで報告なさって、「えー!映画監督を暴力で…!?まさかこのまま…」と思っていましたら、たった今、無事自宅へ戻っている途中だという報告があり安心したところです。怪我の有無はまだ分かりませんがご無事でよかった。

しかし同じく24日に、朝日新聞現地通信員の29歳の記者の方は、自宅をイスラエル軍に爆撃されて亡くなったとのことで、まだ全然安心できる状況ではないのでした。
というかアカデミー賞を受賞したばかりの映画監督を集団リンチなどしたら自分たちの立場がやばくなるからやめようと言う人が1人もいなかったのか…?

 

ジャングリア沖縄


ジャングリア沖縄
https://junglia.jp/

USJアトラクション「ホテル・アルバート」以来、その制作会社である株式会社刀の動向を追っているのですが、今年の7月、沖縄北部に「ジャングリア沖縄」というドでかいテーマパークを作ると聞いて、「だ、だいじょうぶなのか…?」とビビっています。

観光の目玉がない沖縄北部にテーマパークを作り、沖縄が日本の観光シーンを先導していこうという感じのコンセプトらしいのですが、公式サイトを見ても、落ちる系アトラクションが多い・なんか風呂がある・ジュラシックパークもどきがある…ことくらいしか分かりません。海外の人が行きたくなる感じなのかなこれ?
縁起でもないけど万が一失敗したら誰がどうなるの…?

 

 

「ネムルバカ」感想


女子大生の入巣は、先輩のルカと女子寮の相部屋に住んでいる。
ルカは音楽の道を志しバンド活動にいそしんでいるが、人生の目的が見つからない入巣は取り残されるようなぼんやりとした焦りを覚える…というお話。
お金のない女子2人が、飲んだり食べたりくだを巻いたり、だべったりする日常話。分類するなら青春映画だと思う。性愛の相手ではないが、BIGな感情を持つ関係を描いている。 

日頃、同性相手であれ異性相手であれ、 
性愛・家族愛>>>>>>>>>>中略>>>>>> それ以外
という作品を何千と見ているので、なんかスカッとしました(この映画では性愛の扱いは軽く、悉く失敗する)。別に性愛の相手でなくても執着や嫉妬や庇護欲や愛情は湧きますよね。
同名漫画の映画化。

最初に宣材の写真を見た時「ベイビーわるきゅーれのぱくりやないか!!!!!!!!」と憤ったのですが、監督が阪元監督だったので着席しました。

ラストまでばれ

改変点は
ピートモスのメンバーの登場及びラストの演出
・入巣の性格。セリフは同じだけど、かなり現代リアル女子風
 原作の入巣は、漫画の女子キャラクターっぽい性格
・ルカ先輩の性指向明言シーン削除
ネムルバカの種明かしタイミング
といったところかな。

ファミレス「ハチノス」とか、妙なところが原作に忠実。映画のほうがエンタテインメント的に盛り上がりが強く、原作は淡白だと思う。好み次第かな。私は映画版が好きです。

 

 

色々感想


カグラバチ(ジャンプ掲載)
斉廷戦争経緯。
小国が攻めてくる→日本応戦→小国も一枚岩ではなかったので戦争に疲弊し和平条約→
剣聖が発狂して小国を皆殺し→封印
剣聖がラスボスなのかな?剣聖も主人公のお父さんLOVEなのかな?

剣聖が死んだら他の契約者も死ぬという頭のおかしいシステム「命滅契約」、
説明するのに「親機と子機のように」って言ってたけど、
作者さん若いのに親機と子機とかよく知ってたなあ。

チ。(最終回)
知について色々考えたアニメだった。見られてよかった。
知は邪悪なので、人は皆知識など学ばず一次産業に従事すればよい、というクメール・ルージュのような暴挙と、知的探求心を優先させた結果歴史的大虐殺を引き起こしたロスアラモスの危うさ、そのちょうど中間を求めて我々はまだウロウロしている途中なのかも。

ラファウが出てきたので、かすかに干渉し合える多元世界なんだなーと私は思いましたがどうなんですかね。
しかし23話の結末が鮮やかすぎたので、あそこで終わっても綺麗だったな…と思いました。
(アントニ司教の嘘の可能性はあるけども。地動説弾圧はある司教の個人的コンプレックスの結果であり、拷問や処刑は教会の総意ではなかった=この漫画の内容は史実と合致しないのでファンタジー的なものだと思われていたがそうとも言い切れなくなった)

 

「白雪姫」感想

ディズニーによる同名アニメ実写化。
監督は(500)日のサマー、アメイジングスパイダーマンのマークウェブ。
脚本でグレタ・ガーウィグが参加なさっています。
2012年ユニバーサル版「スノー・ホワイト」は武力vs武力!戦う白雪姫!でしたが今回そこまでの改変はない。主役はリメイク版「ウエスト・サイド・ストーリー」のマリアや「ハンガーゲーム0」のルーシーを演じたレイチェル・ゼグラー。このかたの歌声は高音も儚い印象にならず強いので、意志のあるヒロインを表現するのにぴったりです。
今回7人の小人にわりと尺を割かれていますが、個性強い皆さんが楽しそうに生活なさっていてよかった。特におとぼけがかわいかった。 

ラストまでばれ

改変点は細やかで、
・白雪姫はドワーフたちの小屋の掃除をせず、
 掃除の楽しさを教えて彼らに掃除をさせる。
 その代わり居候もしない。
・白雪姫を目覚めさせるのは突然現れた死体愛好家の王子ではなく、
 皆のために食料を盗む盗賊団のリーダーで事前に白雪姫と出会っており、
 同意のうえでキスをしそうになるシーンがあった。
・白雪姫は未来に国を統治する女王として教育を受けており、
 国に対する責任感を持っている。 
 白雪の名は、赤子の頃に吹雪にも負けず元気に育ったから。

とかそのあたりかな。 

これは現実の話になってしまうのだが、敵が攻めてくるというフェイクニュースで国を動
揺させ、軍備を増強し、花(白雪)は繊細で美しいが弱い、お前たちを守れない。必要なのは強いリーダーである。と演説する女王役をガル・ガドット氏にキャスティングしたところに何らかの含みを感じる。あと「教皇選挙」でもほぼ同じ内容の演説があった。(この映画が暗に示している 「敵」が同じなのでは?) 
それと最近自分の国の市民に銃口を向ける軍や警察の動画を見る機会が増えてきたが、終盤の展開はアンサーのひとつではないかと感じた。

白雪姫の女優さんが「この映画の白雪姫は王子様なんか必要としてない」とかそういう趣旨の発言をして燃えたらしい。まあ今後は、リッチで心身ともに強く美しい白人男性が冒険をして、ついでに白人美女をゲットするエンタテインメントが増えていくだろうから、反ポリコレの人は心に余裕をもって着席してほしいものです。アジア人は今後は画面に登場しないか稀に登場しても悪漢にボコされるかわいそうな弱者または空気の読めない面白系黄色人種役という状態に徐々に移行していくだろうけども。

川にはまってびしょぬれになった白雪姫のポケットから乾いたパンがでてきたシーンが話題になっていて笑ったが、弁護するとしたらあのスカートの物凄い襞が蓋代わりになったのでは? というのとあと林檎摘みの昼食に持ってきたパンなので腐りにくい、あのカチカチのパンなのでは?という理由くらいかな思いつくのは。