アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞したラトビアのアニメ。
Blenderを使用して5年以上かけて作製されたとのこと。
人間の絶滅したらしき世界で生きる猫が、洪水から逃れ、仲間と出会うお話。
人間は出てこず登場キャラクターは動物のみ。その動物も言語を喋るタイプではないので、汚らわしい人間や、その思考を見たくないひとにおすすめ。大自然と動物をぼうっと眺めたい人にもおすすめ。
大洪水のシーンがあるので注意。
エンドロール後に1シーンあります。
ラストまでばれ
スタート時点で木の上に舟があったので、増水からの減水、また増水を繰り返している世界なんでしょう。未知の水棲動物がおり、また遺跡が現在の世界にありそうでないので地球ではない可能性もあるが、でも人間が交配で作った犬の品種がそのままいるからやっぱり地球かな?たぶん温暖化で大陸が減り人間は滅んだ。
動物は、現実の動物より知能が高い。舟の舵をとって行きたい方向へ進んだり、あのメンバーを加えるのは好ましくない、くらいの意思の疎通をしたりしている。進化したのかも。
ヘビクイワシが浮かんだシーンで宇宙猫になったが(私が)一応帰ってから調べると、ラトビアにはラトビア神道があり、「魂を天空神から、肉体を地母神から、命を運命神から授かって生まれ、死ぬとそれぞれに返すのだが魂は神々となる」という考えがあるようで、そういうイメージなのかな?と思った。石柱の周囲のおびただしい小舟は、あれみなさん天空へ還った人々のものなのかも。でも舟のメンバー全員で行けないのはなんでさ!
ラスト、陸上生物の終焉かなと私は解釈した。