「無名」感想


日中戦争から二次大戦開戦後の中国で、
国民党、共産党、日本の諜報戦を
暴力、サスペンスで描いた作品。
湿度と美が高めの「裏切りのサーカス」というか。

トニー・レオン、王一博主演。
私は「おっ?陳情令の子が大抜擢か!応援に行こう!」
と思って見に行きました。

当たり前ですが日本はヴィランなので、そこのところ許容できない人は注意。
(でもトゲ肩パッドモヒカンバイクではなく知能のある描き方)
犬への暴力と死あり注意。

美美美ー美・美ー美美。
いやー、美しかったですね。
むしろ美しく撮りたいから、裏切りと暴力がテーマなのかも?

時系列がチャカチャカするので、
意識と記憶がしっかりした状態での鑑賞を推奨します。

ねたばれ

でも事実誤認させるための時系列シャッフルで
なかなか良かった。
死んだと思ったら死んでなかったり、
死んでないと思ったら死んでたり、
死んだと思ったら死んでたり。

王一博さんは日本語の堪能な役だったのでちょっとハラハラしたが、
なかなか流暢に喋っておられた。努力家なんだな。
トニー・レオンさんは全然お変わりなくて少し怖い。吸血鬼なのか。