ナイルの庭

エルメス初代専属調香師ジャン・クロード・エレナ氏のエッセイを読んで、
彼の作品を鑑賞したくなり「ナイルの庭」を購入。

私は鼻が悪くて、匂いをかぎ分けるのが不得手なのだが
エレナ氏曰く嗅覚を司る脳の部位は発達可能であると科学的に証明されている、
そうなので希望を持ちたい。

ナイルの庭はオードトワレなので3~4時間の持続らしいが、
第一楽章、第二楽章、第三楽章…といった具合に劇的に香りが変わっていく。

最初は柑橘系の果実、そのあとふわっと甘くなって、
じわじわと雨のような、かすかなさわやかな香り、
そしてエキゾチックな匂いになって淡く消える。

答え合わせをあとでしたが、
ユニセックスなグリーンノートで、
最初にグレープフルーツ、そしてグリーンマンゴー、ロータス
ミドルノートがピオニー、シカモアウッド、
最後がアイリスとインセンスだそうです。

ふむふむこういうのをグリーンノートというのか、
これがマンゴーの香りかー、ピオニーは分からん。
インセンスは好き。
などと、好みを形成するのと同時に絶対評価も覚えていく感じ。