かわいい

( 昨日の続き)
( 「舞妓さんちのまかないさん」への批判があるので注意)

連載1回目からずっと応援していたサンデーの 
舞妓さんちのまかないさん」をもう応援できないなー、
と思ったのも昨日日記の末尾に書いた理由からで、
新型ウィルスが猛威を振るうなか、
舞妓さんにマスクなし接待をさせ、
感染者が出ると辞めさせるという
屋形の非人道的な労働環境に幻滅したのと同時に、
作中で差別的で失礼な態度をとる中年男性に対して、
(無礼を受けた若い男性が) 礼を尽くせば案外相手も情のある態度をとってくれる、
というエピソードを入れ、 相手の無礼に対し怒る女性の傍は居心地が悪く、 
何事にも怒らずポジティブなヒロインたちの傍は安らぐ(若い男性にとって)…
という結びにしたからです。

以来、人権のない生活をしているキャラクターが、
「にこにこ機嫌よく」「食や趣味を楽しみ」
「毎日を丁寧に暮らしている」 様子に癒される系の物語は
ものすごい警戒するようになってしまった。

まあね…分かりますよ…
自分の権利や待遇改善を主張されたらウルセェもんね…
ニコニコ笑って、いっそ言葉もしゃべれないほうがかわいいよね…。
おそろしいですが、それは私の中にもある考えです。認めます。

かわいくて大好きなモルカー、
流行りのちいかわちゃんたち、ディズニーの動物キャラクターやポケモン
リアルのいぬやねこ、理路整然と専門的な語彙で自らの権利を語り始めたら、
たぶん今ほどかわいいとは感じなくなる。
でも知能が低い=かわいい、という価値観のやばさを自覚していれば
少しはましだと思います。 
馬鹿な方がかわいいと根っこは同じなので。