「シャクラ」感想

ドニー・イェン氏主演、谷垣健治さんがアクション監督。

丐幇の幇主をつとめる喬峯は、豪放磊落な性質で武術を極め、

信頼と尊敬を集めていた。 しかし突然殺しの罪を着せられ、

友好関係を保っていたすべての勢力から追手がかかる…というあらすじ。

ともかく主人公がめちゃ強くていい男、美男で酒豪。カリスマ。

か弱き美女を助けアクションに次ぐアクション、

小難しいあらすじとか倫理観とか要らん! というひとにおすすめ。

 

全部ばれ

肉弾戦あり、剣戟あり、気の流れによる必殺技あり、

ステージも次々に変わって飽きさせません。

(でも関節技はない)

私は大テーブルの上で全員と戦う所のアクションが一番好きです。

ドニーさんの顔が若すぎるので、 10年以上前に撮影済みの映画が、

いま日本で封切なのかなと思ったが めっちゃリアルタイムの映画なのだった。

整形云々言われてますが、逆に60代があの顔になれるなら 美容整形技術がすごくないです????

 

序盤の、人に会いに行ったらまさに殺されたばかりのホヤホヤで 人に目撃されて「ワー!」ひとごろし!」ってのを2連続で見るのは なんかコント風味という気がしないでもなかった。 というか真犯人はお前かよ!育児放棄しておいてでかい顔するなよな。

 

「強く優しい男が濡れ衣を着せられ、 様々な勢力から大悪人と目され一斉に襲い掛かられる。 結局黒幕がおり、親世代の因果が関係している、既視感…」 と思ったが『魔道祖師』だった。 それは原作の「天龍八部」作者が、 魔道祖師作者墨香銅臭さんが影響を受けたとインタビューで言っておられた 金庸さんだからなのだった。 (金庸さん、著作のタイトルの頭文字を並べると対句になるらしいんですが この趣向、最初に考案したのは誰なんだ)

原作は複数主人公のものすごい長い小説らしく、 譬えるなら指輪物語アラゴルン周辺のみ抜き出して映画化したような印象。 あと登場人物も現代人にとって好ましい感じになるよう 少しずつ改変してあるように思う。 原作の阿朱のお父さんは女癖の悪いすけべじいさんみたいなんだけど、 娘がいることも、何人いるかもなんも知らんというのはどういう状況かと思った。 数年おきに会って、盛り上がって性行為をするがそのあとまた何年も会わないてきな? まあアラビアンナイトよりはあり得るかな?

 

星と竹(ペンダント)ってなんかの詩ねたかな?と思ったが、原作登場人物の名前?

予告 https://www.youtube.com/watch?v=NIdu6nHIQOE