醤酢(ひしほす)に、蒜(ひる)搗(つ)きかてて、鯛(たい)願ふ、
我れにな見えそ、水葱(なぎ)の羹(あつもの)
という歌が万葉集にあるそうで、
「醤酢に香草をあわせたものに鯛をつけて食べたいなあ…
でも目の前にあるのはネギのスープだよヤダヤダ…」
という意味なのだそうです。
昨日の日記の1枚目の写真の上部にあるのが
まさに歌に詠まれた「醤酢と鯛」なのですが。
うん、今食べてもなかなかのごちそうなんですから
当時だったら更にスペシャルな、
憧れの食べ物だったでしょうね。
「天平の宴」つらかった点は、
当時は砂糖がなかったとのことで、
写真5枚目のデザートの焼き菓子も甘くなかったところ。
練った粉を焼いたものだった。
(いまでも神事に使われるそうですが)
そして枝豆は当時の人にとっては甘いものだったらしい。