「犬死に」

わりと最近、SNSで「特攻で死んだ若者たちは犬死にだった」
という意見に対し、「死者を侮辱するな」という反論がついたのを見かけて、
「あれ?言葉の意味が変化してるのか?」と思った。
「犬死に」というのは、大事な命を無駄に散らせたという意味合いで、
死者に向けられた言葉ではなく、
死に向かわせた状況や運の悪さなどに向けられた言葉だと私は思ってたけどどうだろう。
たとえば敵対勢力などに対し、「全員犬死にだった」と煽ることはあまりなくない?
犬、という語感が良くないのかな?

(神風特別攻撃隊の戦果についてご不明の点がある場合各自調べていただければ、
特に日本を守ったとかそういう事実はなく、
敗戦間際の狂気の発案がそのまま通り、誰も抗えないまま死んでいった、
恐ろしい自殺強要システムであるというのがお分かりいただけると思う)