2024-08-06 「悪友」感想 榊原紘さんの歌集。 機内食のプリンの完成度の高さ高尚でなくとも生きようよ ひとが花ならば手折ってゆくだろうまずは肋骨あたりに触れて たちまちに舌圧子へと移る熱この身はやわい筒だと思う あたりが好きです。あまりメロウすぎず、サッと身をかわすような言葉選び。今どきの歌集はみなそうなのか、ハイキューや、おおふり、血界戦線などの二次創作短歌もありました。SNSで、ご本人様の楽しそうな暮らしぶりが垣間見れるのも現代歌人あるあるです。