「インサイド・ヘッド2」感想


本国での興行成績がすごく、アナ雪を超え、
歴代映画世界興行成績ランキング、10位に入るかも…?
という勢いだと聞いて、
なにか飛び道具的な設定が?あるいはアナ雪級のキラーソングが付くとか?
と思ってあらすじを読んでみたが、 
ごくごく普通の続編っぽかったので不思議に思いながら見に行った。 

単にものすごく丁寧に作られた、基礎ぢからの強い話だった。
(こういう基礎力の強い話、なぜか日本ではヒットしないのがずっと謎なのだが、
どうしてだろう)

主人公のライリーは13歳になっていた。 
親友たちとアイスホッケーのチームを組み、
強豪チームのある高校のスカウトを受けて有頂天だが…というあらすじ。

思春期のライリーには新たな感情が増え、
昔からいるメンバーとトラブルを起こす。 
2作目を見ると1作目のあの設定は、
思春期の感情の乱気流ぶりを描くためにこそある!という気がする。 

エンドロールの後にワンシーンあります。

ラストまでばれ

プレ高校デビューのライリーの迷走ぶり、
昔からの友達を冷たくあしらったり、
周囲に合わせるために自分の好きなものを恥じてdisったり、 
私は似た経験をしたわけでは全然ないが、
共感性羞恥心で発火するかと思った。つらい。 

いま思春期のティーンさんに見てほしいが、 
「わたしはこんなんじゃない!!!!!!!!」ってなるかな?分からん。

私は思えば思春期に新しい感情が増えたりせず、 
ずっと「ヨロコビ、ムカㄙ力、ハズカシ、ダリィ、シンパイ」
の初期メンツだけでやってきた。
なのでありとあらゆる失敗パターンを想像するのはすごく分かる。 
私のところに来るはずだった新メンバーは
間違って誰かほかの人のところに行ってしまったのだと思う。 

コーチの手帳を盗み見ちゃったのはまあ仕方ないけど、
作中でなにかペナルティがあったほうがよかったのではないかと思った。

関係ないが13歳ライリーの顔がめちゃかわいい。